宝しぶ染の魅力は、なんといっても、味わい深い赤味がかった焦げ茶色にあります。
手作業で刷毛染めをし、陰干しの後に日光にさらす、もちろん天候により雨や風にもさらされることになります。
そのため、一つとして同じ発色はありません。
つまり宝しぶ染は「自然の賜物」であり、輝くような自然の命の光を帯びた美しさを見せてくれます。
また、ショール糸やストール等は、煮染をすることで、100色以上の発色が可能となります。
柿しぶ染には媒染剤は全く必要ないため、一切使用していません。

 宝しぶ染めは、染めと洗いを繰り返すことにより、繊維が非常に強くなります。
空気は通し、水をはじく性質を持っており、虫がつきにくく、汚れにくいという特性を持ちます。
したがって、抜群の耐久性を誇り、長持ちはするが色があせることはなく、むしろ、年を経るごとに、色合いが深まり美しくなるのです。
また、夏は涼しく、冬は暖かいという特徴を持っていて、「何より着心地がいい」と、着る人の心を掴んで離しません。